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●除湿機能(ドライ)を利用する 湿度が15%低下すると、体感温度も1℃下がります。エアコンに付いてる除湿機能ですが、その仕組みは熱交換器の温度を下げて結露を発生させて湿度を下げるというものです。ただし部屋の温度は一定にしなければいけないので、いっしょに下げてしまわないよう工夫が必要になります。
方式には「弱冷房方式」と「再熱方式」の2つがあります。弱冷房方式は冷房だけで除湿するので、熱交換器の温度をあまり下げることができず、除湿効果も少ないのが特徴です。対して再熱方式では1度熱交換器の温度を下げて、除湿効果を高め、下がった分温めなおします。その分電気代もかかります。 弱冷房方式なら通常の冷房よりも12〜18%ほど電気代が安いです。電気代が安くなる理由ですが冷房のみで除湿しているので冷えすぎてしまわないようスイッチのオン・オフを繰り返し、動いていない時間が長くなるためです。対して再熱方式は温めなおす分電気代がかかるため20%ほどの消費電力増となります。その変わり除湿効果も20〜30%あるので、30%除湿で2度設定温度をあげられますし、そうすれば電気代は20%減らせて、結局プラスマイナスゼロになります。ただし実際は、除湿効果を働かせて設定温度をあげたほうが少しばかり(約10%)電気代は安くなるようです。 ●風量は自動にする 風量を自動設定にすれば、付けはじめは強風で、部屋が十分に冷えてくれば微風にかえるなどして、その時の状況に合わせてきめ細かに調整してくれるので、冷やしすぎなどによる電気代の無駄を省いてくれます。 ●室外機の設置場所 室外機の設置場所にも注意が必要です。室外機は空気の吸引と排気という重要な役割をになっていますので周りに物や植木があったりして、確りとスペースが確保されていないと、能力低下、故障の原因となります。直射日光にあたるような場所もよくありません。日陰に置くか板などで日よけを作る等の対策をこうじてください。また室外機とエアコンとの冷媒配管は長くなりすぎるほど能力が低下しますので、その辺も考慮して置き場所をきめるといいです。
●扇風機を利用する 人間は同じ温度でも風にあたると涼しく感じます。エアコン使用時も扇風機で部屋中に風を循環させてやることで多少設定温度を上げても涼しさを維持することができます。また冷気は下に、温気は上に行く性質があるので、扇風機で循環させてやれば部屋全体を温度のむらのない快適な環境にすることができます。
●フィルターの掃除をする エアコンのフィルターがちりやほこりで汚れていると、風量がおちて冷・暖房効率が低下してしまいます。電気代で5〜10%、1年間の金額にして約900円も違ってきます。説明書にも大抵書いてあることですが、2週間に1度の掃除が必要です。掃除の仕方は、まずほこりが床やじゅーたんにつかないよう新聞紙を引いて、その上にフィルターを取り出します。そしてフィルターの裏に新聞紙を当てて掃除機で吸い取ります。汚れがひどい時は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯につけて洗い、日陰で乾かします。 ●待機電力カット(コンセントは抜きましょう) エアコンの待機電力は1時間あたり2.3Wh、1日で55.2Wh消費します。オフシーズンが3ヶ月として90日、計算すると
55.2Wh × 90 = 4.968kWh 4.968kWh × 20.67円 = 103円 待機電力だけで103円の電気代を消費してしまいます。コンセントはしっかりと抜きましょう。 ●カーテンをしめる エアコンを効率的に使うポイントとして、いかに部屋の気温が逃がさないかということがあげられます。そのためによく聞く方法としてエアコン使用時は、暖房、冷房に関わらずカーテン、もしくはブラインドをするという方法があります。室内でもっとも熱の出入りが激しいのが窓です。冷房時には窓からの熱の侵入をさえぎる働きがあり、暖房時には室内の熱が外に逃げないよう妨げる働きがあります。カーテンは厚手のものの方が効果的です。昼間だと暗くなるので、窓が複数ある場合は、直射日光があたる窓にカーテンをかけ、一つしかない場合は、レースのカーテンをするだけでも、そこそこの効果は期待できます。 これらはよく聞く方法なのですが、夏ならすだれやよしずの併用も効果的です。窓の外にあって、直射日光をさえぎるので、窓を通して入ってくる熱がそれだけ低くなり、カーテンによる断熱効果も高まります。さらにすだれに霧吹きをかけておけば、放射冷却で涼しい風が入ってきます ●設定温度に気をつける エアコンは1℃の変化で電気代が10%も違ってきます。設定温度に気を配り、冷やしすぎ、温めすぎに注意しましょう。夏場は外気との気温差マイナス5〜6度、冬場だと20度以下が目安です。夏場32、3度なら、設定温度は26〜28度が適温となります。人間は5〜6度までの温度差であれば適応できますが、それ以上だと体への負担も大きくなります。健康面からも冷やしすぎには注意が必要です。
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